2010年1月末に休止。ありがとうございました。
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世界中に生息する様々なモンスター。
それらは人類を脅かす存在であり、また人類の生活の糧になる存在でもあった。
これはモンスターと戦うことを選んだ一人の青年の物語である。
(※当小説は大人気ゲーム〝ポケットモンスター〟と
〝モンスターハンター〟を混ぜた2次創作小説です。)
(※完全にパラレルワールドなので
原作のイメージを大切にしている方は閲覧をお控えください。)
※シリアス分多目です。
※ポケットモンスターハンター・補足(12/15追記)
それらは人類を脅かす存在であり、また人類の生活の糧になる存在でもあった。
これはモンスターと戦うことを選んだ一人の青年の物語である。
(※当小説は大人気ゲーム〝ポケットモンスター〟と
〝モンスターハンター〟を混ぜた2次創作小説です。)
(※完全にパラレルワールドなので
原作のイメージを大切にしている方は閲覧をお控えください。)
※シリアス分多目です。
※ポケットモンスターハンター・補足(12/15追記)
ポケットモンスターハンター 第4話「依頼を受けよう!」
ついにハンターになったサトシ。
父親の使っていた〝レッド〟という名を背負い、ハンター人生の幕が上がった。
「おーすレッド。もう起きてるか?」
『ああ。今日から本格的にハンター生活が始まるんだ。寝坊なんかしてられないよ。』
「それもそうか。じゃあ朝飯食ってからギルドに行くか!」
~ハンターズギルド~
『えぇ~と・・・・依頼の受注ってのはどこでやればいいの?』
「そこのカウンターのお姉さんが取り合ってくれるぞ。」
タケシがカウンターを指差して言った。差した指の先にはマキさんが座っていた。
『こんにちは。』
「あら、サトシくん。今日からお仕事かな?」
『はい。えーと、俺は今はどんな依頼を受けれるんでしょうか?』
「サトシくんはハンターランク1だから・・・・・・この中から選んでね。」
マキさんはカウンターの下でなにやらゴソゴソやっていたかと思うと、何枚もの紙が束ねられたファイルを差し出した。ファイルを開くと〝依頼書〟と書いてある紙が見える。どうやらこの中から選ぶようだが・・・・・・結構いっぱいあるもんなんだな。
「ここで受けられる依頼は近隣のものばかりさ。ほら、1番道路やトキワの森での依頼が多いだろ?」
『なるほど・・・・。タケシも何か依頼を受けんの?』
「あぁ、これからニビシティに戻るからな。お姉さん、ニビまで何か輸送してほしい荷物なんてものはありませんか?」
「ニビ行きの荷物は・・・・今のところ無いわね。」
「えぇ~!?はぁ・・・・少しでも稼ごうと思ったんだけどな・・・。ま、無いのならしょうがないか。」
「無いわけじゃないんだけどね~・・・・・ギルドの荷物ならあるんだけど。」
『依頼される荷物とギルドの荷物って何が違うんだ?』
「ギルドの荷物はギルドナイトが輸送することになってるんだ。ギルドナイトってのは俺達みたいに依頼を受けてそれをこなすハンターと違って、そのギルドに所属してギルドのために働くハンターのことだ。わかりやすく言えば、俺達がフリーター、ギルドナイトは正社員ってところか。」
『い・・・嫌な例えだな・・・・。』
「ハナダシティまでの荷物ならいくつかあるけど?依頼受ける?」
「あ~っと・・・・さすがにハナダまでは行けないな。」
『あ、その依頼・・・・俺が受けることってできませんか?』
「なんだレッド。ハナダまで用事があるのか?」
『用事というか・・・・・できればハンターの仕事をしながらカントー地方全域をまわりたいんだ。』
「ごめんね~サトシくん。この依頼はランク4以上じゃないと受けられないのよ。基本的に2つ以上の町を渡って運ぶ荷物は、ランクが低いうちは受けられないの。」
『はぁ、そうなんですか。』
「そうね・・・・・・、じゃあここで依頼を受けて、ニビシティのギルドで報酬を受け取れる依頼をピックアップしてあげるわ。・・・・本当はトキワの周辺でハンターとしての腕を磨いて欲しいところなんだけどね・・・・。」
マキさんがピックアップした依頼は以下の3つだった。
【トキワの森・採集ツアー】【森の生態調査】【捕獲依頼:ビードル】
全てトキワの森での依頼だ。
「【トキワの森・採集ツアー】はその名の通り、トキワの森でモンスターを狩猟したり、採集をしたりする許可が出るだけのもの。ぶっちゃけ依頼じゃないわね。報酬は一応出るけど、スズメの涙ほどだから気をつけてね。
【森の生態調査】はトキワの森の生態をチェックしてニビのギルドで報告してくれればいいわ。報酬は高いけどトキワの森を隅々までチェックして報告しなきゃいけないからランクが低いうちはやめておいたほうがいいかもね。一応最低ランクでも受注できる依頼に分類されてるけど。
【捕獲依頼:ビードル】はビードルっていうモンスターを捕獲してニビの研究所まで運ぶ依頼よ。結構数が欲しいみたいだからニビのギルドだけじゃなく、トキワのギルドにも依頼が回って来たってわけ。」
採集ツアーは他の依頼を受けている時と同じように狩りや採集の許可が下るだけで、特別な目的は無いから一番安全にニビまで行けるだろう。でも報酬はあってないようなものだ。生態調査は時間が掛かりそうだし、何より危険なモンスターと鉢合わせる可能性もある・・・・。ビードルの捕獲依頼は簡単そうな依頼だけど・・・・・・ビードルが成長したスピアーに出会ってしまう可能性も否定できない。・・・・・あれ?どれを選んでもちょっと不安だぞ・・・・。
「なぁ、レッド。俺に提案があるんだが、いいか?」
顎に手を当てて悩んでいた俺を見かねてか、タケシが話しかけてきた。
『提案・・・・・・?』
「あぁ。俺と森の生態調査の依頼を受けないか?」
『ええっ!?タケシと一緒に!?』
「な、なんだ!俺と一緒じゃ嫌なのか?ちょっと悲しいぞ!」
『あ、いや、そうじゃなくてさ・・・・ちょっと驚いちゃったからさ・・・。』
「何も驚くことはない。森の生態調査の依頼内容を聞いて、少し面倒臭そうだとか、危険なモンスターに出会うかも、とか思ったんじゃないか?」
タケシが言った事がほとんど当たっていたので目を丸くしていると、タケシは笑いながらこう言った。
「ははは!大抵のヤツはそう考えるもんだ!確かに一人じゃ大変だし危険を伴うかもしれない。そんな時こそパーティを組むんだ。報酬は山分けだが、この依頼は報酬も高い。それに俺はトキワの森で何度も狩りをしてるからな。あの辺のモンスターの立ち回り方はそれなりに熟知しているつもりだ。」
『でも時間が掛かることに変わりは無いよなぁ。』
「まぁ、そういうなって。時は金なりというが・・・・今は金は時なりの時さ。ははは!」
確かにタケシについていけばモンスターとの立ち回りを学べるかもしれないし、危険も一人の時より確実に減るだろう。時間の事は・・・・・・よく考えれば少し焦りすぎていたのかもしれない。ここはゆっくりハンターとしての腕を磨くことに専念するべきか・・・・。
俺は少し考えた後、タケシの目を見てコクッと頷いた。
「決まりだな。お姉さん、受注者レッドで登録しておいてくれ。俺は募集に乗っかったハンターで登録おねがい。」
『受注者?募集?まだそこらへんのシステムがよくわかってないんだけど・・・・・。』
「それは私が説明するわ。受注者はその依頼を受注、つまり受けた人の事。この人は契約金を払うことになるわ。で、その依頼に誰かを連れて行きたい場合はハンターを募集するの。向こうの方にある掲示板に貼り付ければ暇なハンターが募集に乗っかるわ。来ない時は来ないけどね。」
『そっか。依頼を受けるのには契約金が必要なのか。』
「まぁ、受注の手数料みたいなもんだし、依頼を成功させれば2倍になって帰ってくるから受注者は得する仕様になってるのさ。ま、成功させた時の話だけどな!」
「そういうこと。じゃ、この依頼の契約金、1800円いただきます!」
1800円をマキさんに手渡すと、依頼書と契約書を渡された。依頼が終わった後、ニビのギルドに持っていけば依頼達成となるらしい。
「荷物は持ったか?武器も持ってるな?防具もちゃんと装備できてるな?」
『大丈夫だって!さぁ、行こう!』
こうしてレッドとタケシはトキワの森で依頼をこなす事となった。
森の生態調査・・・・。この広い森でレッドは何を体験し、何を学ぶのか。
まだまだこの物語は始まったばかりだ。
第四話 終
「依頼の受注だけで4話が終わった(笑)」
「話が全然進んでねーじゃん」「今回、短くね?」など、
思うところはあると思いますが
時間が無かったという理由じゃ言い訳にならないでしょうか。(TДT)
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